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Google Colaboratoryを使ってChatGPTの回答をテキストファイル保存する方法

 

ChatGPTの回答内容をテキストファイルに残しておきたいな

 

 

こんにちは。牛係長です。

 

 

今回は、Google Colaboratoryを使って、ChatGPTの回答内容をテキストファイルにする方法を解説します。

 

 

無料かつかんたんにChatGPTの回答をテキストファイルにおとしこむことができます。

 

こんな方におすすめ

  • ChatGPTの回答内容をテキストファイルにして持ち歩きたい
  • プログラムの環境を用意するのはめんどくさい
  • 費用をかけたくない

使用するものは、Googleがpython環境を提供しているサービス「Google Colaboratory」と、ChatGPTです。

 

 

今回テキストファイルを作成するにあたって、下記の条件を満たしているか確認してください。

 

チェック(前提条件)

  • Google Colaboratoryが使用できるようになっていること
  • ChatGPTにサインインできる状態になっていること
  • ChatGPTのAPIキーを発行していること

 

 

1.Google Colaboratoryでpythonコードをかく

まずはGoogle Colaboratoryにopenaiをインストールします。

 

 

Google Colaboratory下記コマンドでopenaiをインストールしてください

 

!pip install openai

 

Google Colaboratoryにopenaiをインストールした後、下記プログラムを記述します。

import openai

from google.colab import files

openai.api_key = "sk-xxxxxxxxxx(ご自身のAPIキー)"

res = openai.ChatCompletion.create(

model="gpt-3.5-turbo",

    messages=[

        {

        "role": "system",

        "content": "あなたは、日本人の優秀なシステムエンジニアです。"

        },

        {

        "role": "user",

        "content": "terraformでEC2を作成します。参考となるtfファイルを作成してください"

        },

    ],

)


with open("output.txt", "w") as file:
    file.write(res["choices"][0]["message"]["content"])
    files.download("output.txt")

 

これで実行すると、テキストファイルがご自身のPCにダウンロードされます。

 

2.ファイルの中身を確認

生成したファイルの中身を確認します。

 

 

今回は設定ファイルを作成するように指示をしています。

 

 

今回のChatGPTの回答

AWSのEC2インスタンスを作成するためのtfファイルは以下のようになります。

```
provider "aws" {
region = "ap-northeast-1" # EC2を作成するリージョンを指定
}

resource "aws_security_group" "instance_sg" {
name_prefix = "instance-sg"
ingress {
from_port = 22
to_port = 22
protocol = "tcp"
cidr_blocks = ["0.0.0.0/0"] }
}

resource "aws_key_pair" "key_pair" {
key_name = "my-key"
public_key = file("public_key.pub") # SSH接続のための公開鍵を指定
}

resource "aws_instance" "ec2_instance" {
ami = "ami-0c55b159cbfafe1f0" # 使用するAmazonマシンイメージを指定
instance_type = "t2.micro" # インスタンスタイプを指定
key_name = aws_key_pair.key_pair.key_name # 公開鍵を指定
vpc_security_group_ids = [aws_security_group.instance_sg.id] # セキュリティグループを指定
tags = {
Name = "my-ec2-instance"
}
}
```

この例では、`ap-northeast-1`リージョンに`t2.micro`のインスタンスを作成し、SSH接続用の公開鍵とセキュリティグループを設定しています。また、使用するAmazonマシンイメージは`ami-0c55b159cbfafe1f0`を指定しています。

実行するには、AWSアカウントにログインし、terraformファイルと同じディレクトリにアクセスキーとシークレットキーを含む`~/.aws/credentials` ファイルを作成する必要があります。そしてターミナルで以下のコマンドを実行してください。

```
$ terraform init # 初期化
$ terraform plan # プランの確認
$ terraform apply # EC2インスタンスの作成
```

EC2インスタンスが作成されます。最後は`terraform destroy`コマンドで作成したリソースを削除することができます。

 

 

1分もたたずにここまでのサンプルを作成してくれました!

 

 

ここから少しメンテナンスしてあげれば実用的なものになります。

 

 

驚きなのは、ただ指示したコードを作成するのではなく、どうやって実行するかまで回答してくれている点です。

 

 

とても気が利くシステムなので、うまく使いこなすことができれば生産性も上がりそうですね

 

まとめ

本記事では、Google Colaboratoryを使用して、ChatGPTの回答内容をテキストファイルにする方法を解説しました。

 

 

今回ご紹介した方法を使えば、アカウント情報さえあれば場所を問わずテキストファイルを生成することができます。

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