節約編 資産運用

マルチ商法とは?勧誘から入会させるまでの手口を徹底解説!【実体験】

マルチ商法ってなに?どんな手口で勧誘してくるの?

 

 

マルチ商法というビジネスをご存じでしょうか。

 

 

インターネットの普及に伴いマルチ商法の形態は日々進化を続けています。

 

マルチ商法にはまって自分の時間やお金・人間関係を含めた資産を減らさないように、マルチ商法を知り予防しておく必要があります

 

今回の記事ではマルチ商法に勧誘された牛係長の悩みを解決するため、マルチ商法とは何かから実際に大阪で活動していたマルチ商法を参考に組織の仕組みや勧誘の手口について解説していきます。

マルチ商法とは?

マルチ商法とは、組織内の勧誘者が一般人に商品やサービスを契約させ、次回は購入者が勧誘者となり他者を契約させ報酬を得る商法です。

 

 

一般的には物を売るイメージですが、最近ではネットワークサロンや勉強会に勧誘する手法が増えています。(もちろん善良なネットワークサロンはあります)

 

消費者庁ホームページによると年々モノなしマルチ商法の相談件数が増加傾向になっており、特に若者を中心に相談件数が増加傾向です。

 

 

活発に活動可能な若者がターゲットにされやすい傾向であることが読み取れます。

 

参考:消費者庁ホームページ

 

マルチ商法の組織はピラミッド型

マルチ商法の組織構成はピラミッド型で階級があり、主を中心に上層部・中層部・下層部のクラスがあります(組織内のメンバーはみな平等と言っていますが)。

 

ピラミッドのトップにはビジネスのカリスマとして崇められている主が存在し、主が発言する内容は絶対順守です

 

 

大阪のマルチ集団では、最下層の新人は系列(新しいひとを組織内に勧誘)を増やすことが目的になっていました。

 

 

勧誘した人数を増やすと組織内の中層から声がかかり組織の仕事を任せてもらえますが、紹介報酬は手に入らず幹部の収入が増えるようになっていました。

勧誘の流れは定形

マルチ商法の勧誘方法にはある程度「型」があります。

 

 

これは、マルチ商法内で開催されている勉強会の中で人の感情を動かす手法を習うため、ある程度同じような勧誘方法になっていくためです。

 

 

今回は大阪の「環境」から実際に勧誘されたときの手口をご紹介します。

フェーズ①あなたの夢・悩みに共感

ディストリビュータ達はまずあなたの将来の夢、あるいは不安な気持ちを聞き出します。

 

 

そしてその内容についてただただ共感してくれます。否定は一切しません。話しやすい雰囲気を作り出していきます。

 

 

そして話を展開させ、あなたの夢への思いや不安の感情を大きくさせていきます

 

 

話の結果、「お金の問題を解決する必要がある」または、「経営者になることで解決する」との結論になっていきます。

フェーズ②本を紹介する

本を紹介されます。この本は世界でベストセラーになった名著「金持ち父さん・貧乏父さん」です。

 

 

この本の内容自体はとても読み応えがあり、お金に関する知識を身に着けることはできる素晴らしい本です。

 

 

マルチ商法の勧誘フローの本としてとても重宝されており、だいたい「金持ち父さん・貧乏父さん」の本を紹介して勧誘する手法が多いです。

 

 

読むのであれば個人的に購入することをおすすめします。

フェーズ③上層部を紹介される

マルチ商法の上層部の家に招待されます。

 

 

夢を実現している象徴としての役割をもち、住居はタワーマンションでお金持ちです。

 

 

そこで雑談会のようなものが始まります。

 

ここで悩み相談形式の対話会を実施し、勧誘対象者のマインド醸成を行います。

 

 

この段階で他に勧誘されている人と会い集団で見学しにいくような感じです。

フェーズ④入会条件を提示される

マルチ商法の組織に入るために条件が提示され、条件に該当していたら入会手続きに進みます。

 

 

該当していない場合は条件に合致するよう転職や引っ越しを勧められます。

 

 

入会の条件は、ひとり暮らしであること、土日の活動時間を確保できること、ビジネスオーナーを目指す人、自己投資できるお金を持っていることです。

フェーズ⑤入会

最近のマルチ商法の組織はオンラインサロンを活動拠点としているようです。

 

 

誓約書を書き、オンラインサロンへの入会手続きをすれば組織の一員になれます。

 

 

マルチ商法の組織へ入会する前に誓約書を書かされます。

 

 

マルチ商法の組織は法律に関する知識はかなり高く、法律で罰せられないよう予防線をはっています

 

 

もし多額の時間とお金を費やした後、騙されたと気づきマルチ商法の組織を訴えたとしても負けます。

組織入会後に待ち受けていること

セミナー強制参加

毎月開催されるセミナーに参加させられます。

 

 

どんな用事があってもセミナーを最優先にしなければビジネスオーナーにはなれないといい、同じ内容のセミナーでさえも強制参加です。

 

かなり割高なセミナーに強制参加

 

セミナーに参加する度にお金を払う必要があり、1回あたり2000円ほど徴収されます。

 

 

1か月に1回遠出のセミナーもあり、遠出のセミナーは1回1万円を超える額になります。

 

毎月お金を徴収

マルチ商法の組織が運用するオンラインサロンに毎月1万1千円ほど支払う必要があります。

 

 

徴収しないと組織運用が厳しくなるそうです。

 

 

そのほかにも組織が経営している店に定期的に誘い合いごはんを食べる必要があり、毎月5000円ほどかかります。

 

セミナーの参加費・オンラインサロン費用・組織との交際費をすべて含めると毎月5~6万円程度

 

かなり高額なお金を支払い続ける生活になります。

 

 

組織の若手は支払うことが難しいため、家賃などの固定費を抑えるために安価な住居へ引っ越しを進められることが多いです。

周囲の人間関係を変えようとしてくる

「お金持ちになりたければ周囲の人間の層を変えて、経営者を目指す人間たちとつるむ必要がある。」

 

 

「ドリームブレーカーは家族や恋人だ。その人たちの意見には耳を傾けるな。感謝はしろ」

 

 

洗脳しに組織のいろいろな人が話にきます。

 

組織のみんなはしてるからそれが常識なんだと思ってしまい、組織外からの言葉を受けつけなくなっていきます

 

マルチ商法にはまり、他のひとが何を言っても聞かなくなるのは上記の言葉をずっとかけ続けられるからです。

 

マルチ商法から抜け出すためには

マルチ商法の人間との連絡を絶ちきる

一番手っ取り早い方法は組織の人間との連絡をすべて断ち切ることです。

 

ポイント

連絡を無視しても何度も連絡は来ると思いますので、連絡先をブロックしてください。

 

もしかしたら最初は仲良くしてくれたマルチ商法のひとの顔が思い浮かんでなかなかブロックできないかもしれません。

 

 

そんなときは思い切って携帯を海に沈めてください。

 

 

きっと気持ちが楽になるはずです。(携帯の損害は一切受け付けておりませんのでご了承ください。)

お金の知識を高めて免疫をつける

だいたいの人間はお金に不安な気持ちがあり、つけ入る隙があります。

 

 

マルチ商法はその隙をつかって言葉巧みに不安心を大きくしていきます。

 

ポイント

騙されないためにはお金の知識が必要

 

マルチ商法は自分たちのことをマルチ商法だとは言わないため、自分の目で見抜くことが大切です。

 

 

金持ち父さんの本を本当の意味で理解しているひとであれば、マルチ商法のキャッシュフローの流れを読みとってマルチ商法を見抜き、誘いに耳を傾けません。

自分が大切なものを見つめなおす

自分が一番大切にしたいものを落ち着いて考えましょう。

 

 

ドリームブレーカー(夢を壊す者)は家族なのでしょうか。恋人なのでしょうか。

 

 

あなたの夢をかなえる方法は本当にマルチ商法の組織に属することによってしかかなえられないのでしょうか。

 

 

ポイント

あなたの夢をかなえる方法はマルチ商法の組織以外にもたくさんある

 

 

家族や恋人はドリームブレーカではなく、あなたから時間やお金・人間関係を奪うマルチ商法そのものがドリームブレーカです。

 

まとめ:マルチ商法から身を守ろう

最近のマルチ商法は形態を変化させて、言葉巧みに若者の不安や夢への感情を掻き立ててマルチ商法の組織へ勧誘してきます。

 

 

資産を奪われる前に、知識をつけて資産を守る力を身につけましょう。

 

 

資産のためかたについては下記記事を参考ください。

 

【だれでも今すぐできる】貯金1000万円を20代で貯める方法とは?

 

 

少しでも怪しいと思ったらマルチ商法の手口かどうか確認して身を守ろう
牛係長
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