こどもの頃よく投資家おじいちゃんちに遊びに行っていました。
投資家おじいちゃんは株や土地を持っていて、なんとなくお金持ちであることは知っていました。
まだ幼かった私は社会の知識や金融リテラシーがなく、当時の投資家おじいちゃんの言動が理解できなかった。
投資家おじいちゃんが亡くなって数年が経った今、お金の勉強や社会人としての経験を通して気づいたことがあります。
本記事では、生前の投資家おじいちゃんから学ぶ3つの教えをご紹介します。
もくじ
こども目線でみていた投資家おじいちゃんの特徴
1.物件が好きだった
投資家おじいちゃんは物件が好きでした。
おじいちゃんち以外にいくつか物件を持っていて、だれかが投資家おじいちゃんの持っている家を借りて生活していました。
こどもの頃の疑問1
なんで自分が住んでいる家以外に家をもつ必要があるんだろう?
こどもの頃に考えていましたが全くわからないままでした。
家が好きでコレクションみたいに集めたいんかな?と思いつつ、理由は聞けませんでした。
2.株をもっていたのでギャンブルが好きだった
投資家おじいちゃんは株を持っていました。
四季報もたくさん置いていて会社の事情に詳しく、就活のときは投資家おじいちゃんに会社の健全性を聞いていました。
こどもの頃の疑問2
株を持っているってことは、おじいちゃんはギャンブルが好きなのか?
パチンコや競馬はしないけど。
ギャンブルでも種類があるから、たまたま株が好きだなんだなと思っていました。
3.お小遣いを頻繁にくれた
投資家おじいちゃんちに行くたびにお小遣いをくれました。
毎回お小遣いをくれるのでこどもながら流石に悪いと思い、ある時
「前回ももらったし大丈夫!」
と断ると
「ええわ!もらっとけ!!」
と若干怒った様子で言われました。
こどもの頃の疑問3
怒られた?どうして??
もらえるならありがたく頂くけど、なぜそこまでして??
投資家おじいちゃんは若干怒った様子なので、聞き返せず。
そして僕が社会人デビューをした後、投資家おじいちゃんは亡くなりました。
その数年後、私は資産形成に興味をもち始めて株式投資・不動産・税制のしくみを勉強しました。
そこで初めて、こどもの頃見ていた投資家おじいちゃんの言動の意味に気づきました。
投資家おじいちゃんの3つの教え
1.不動産で孫の生活を支えることができる
不動産をもっていた投資家おじいちゃんは、孫が成長して家族をもったら家を譲る予定でした。
そのため、孫が成長するまでは家族以外で必要なひとに家を貸して家賃収入を確保し、孫が家族をもつと家をまるごと
孫に渡しました。
投資家おじいちゃんの教え①
不動産投資をして、自分がいなくても孫の生活を支えることができる
投資家おじいちゃんの不動産には、生計のための不労所得と孫への資産贈与の2つの意味を持っていました。
2.株の配当や資産でこどもや配偶者の生活を守り続けることができる
株に投資していた投資家おじいちゃんですが、
内容をみると自分の勤務先だった高配当銘柄の株に投資していました。
投資家おじいちゃんの教え②
思い入れのある会社の株や資産で配偶者の生活費を守ることができる
定期的なキャッシュフローと資産残高でこどもやおばあちゃんの生活が困窮しないように管理されていました。
おばあちゃんはおじいちゃんが亡くなった後も元気に暮らしています。
3.お小遣いで孫に多くの資産を託すことができる
投資家おじいちゃんは怒ってでもこどもにお小遣いを何度もあげていました。
ただ闇雲に渡していた訳ではありませんでした。
投資家おじいちゃんの教え③
税制のルールにのっとり、資産を効率よく孫全員に残すことができる
相続税による徴収分を少なくして、できるかぎり多くの資産を孫全員にいきわたるように配慮されていました。
まとめ:金融リテラシーで家族をまもることができる
こどもの頃は理解できなかった投資家おじいちゃんの言動を今やっと理解することができました。
投資家おじいちゃんの教え
1.不動産で孫の生活を支えることができる
2.株の配当や資産でこどもや配偶者の生活を守り続けることができる
3.お小遣いで孫に多くの資産を託すことができる
3つの教えに共通して言えることは、金融リテラシーをもち資産を運用することで後世の生活をずっと支え続けることができることでした。
金融リテラシーを高める方法については
金融リテラシーを高めるために読むべき3つの本【知らないと損する!?】
でご紹介しています。
投資家おじいちゃんに見習って資産運用をしていこうと思います。