こんにちは!牛係長です。
今回のテーマは「外貨を稼ぐべき理由」について解説します。
昨今、経済状況は目まぐるしく変化を続けています。
2024年、ニュースでもたびたび取り上げられているキーワードとして
- 「インフレ」
- 「円安」
という言葉をよく耳にしたのではないでしょうか?
このキーワードは、実のところ私たちの生活に大きく影響を与えています。
この記事を読むことで、日本で外貨を稼ぐ必要性と脱貧困化の方法がわかるようになります。
こんな方におすすめ
- 生活が苦しいかた
- 脱貧困化への方法のヒントを知りたいかた
- ざっくりとした円安・インフレの話を知りたいかた
▼この記事をかいているひと
インフレと円安が家計に与える影響
まずは、インフレと円安が起こることによって家計に与える影響を見ていきましょう。
インフレとは、モノやサービスの価値が上昇(現金の価値が下落)することです。
モノやサービスをりんごで例えると、りんご1個は100円で交換できていたものが、数年後にはりんご1個を200円と交換しないといけない状況になるということです。(図の左から右になる)
つまり、インフレが起こると日本の場合は円の価値は減少するので、円の価値が目減りします。
ちなみに、インフレの対義語として、デフレという言葉がありますが、これはインフレと真逆の現象となり、モノやサービスの価値が下落し、円の価値が上昇します。
では、本当にインフレが起こっているのかIMF(国際通貨基金)が発表しているデータをもとに確認していきましょう。
直近2019年~2024年の年間インフレ率をグラフ化してみます。
IMF(International Monetary Fund:国際通貨基金)統計データより引用しグラフを作成
2021年を境目に、日本と米国はインフレが急激に進行していることがわかります。
2024年にかけてインフレ率は少しづつ落ち着いてきたものの、インフレ率は2~3%となっています。
米国は日本よりも高い推移でインフレが進んでいることがわかります。
インフレのポイント
インフレが起こると家庭の出費は多くなる
次に円安の仕組みを見ていきましょう。
ここでは、話をわかりやすくするようにドルに対する円安を例にします。
円安とは、円の価値が下がり、相対的に外貨の価値が上がることをいいます。
もともと1ドル80円で交換できていたとします。
ところが、数年後には1ドル160円で交換しなければいけない状況になったとき、1ドルを購入するために倍額の日本円を支払わないといけません。
このような状況をドル高円安といい、円をたくさん支払わないと1ドルを交換できないので、円の価値は下落した(反対にドルの価値は相対的に上昇した)ということができます。
円安の対義語に円高という言葉がありますが、これは円の価値が上昇したということができます。
ちなみに、2020年から2023年末の間で、円・USドル・ユーロ・元のうち最も暴落した通貨は円です。
(詳細は「日経通貨インデックス」をお調べください。)
円安のポイント
円安が起こると家庭の出費は多くなる
これまでのインフレと円安の話が掛け合わさった場合の家庭の出費増減の傾向をみていきます。
今回は話を単純化するために、インフレは需要の増加により起こるものとし、インフレと円安はそれぞれ独立して発生しているものとして話を進めます
これまでのお話より、インフレと円安が組み合わさった場合に家計の出費が一番大きくなり、ダブルパンチで生活が苦しくなります。
そして、その苦しい状況というのはまさに2025年1月現在進行形で起こっています。
インフレ・円安による貧困化において厄介なことは、自分が貧困化していることに気づきにくいということです。
牛係長Blogでは度々家計簿をつけるメリットについて語っていますが、家計簿をつけていないと知らず知らずのうちに貧困化していることが起こってしまうんです。
家計簿の記事についてはこちらをご参照ください。
>>【資産形成に必須】家計管理アプリ『マネーフォワードME』を使うべき3つの理由
-
参考【資産形成に必須】家計管理アプリ『マネーフォワードME』を使うべき3つの理由
続きを見る
外貨を稼ぐことで得られる経済的安定
日本で進むインフレ&円安による脱貧困化のためには、「外貨を稼ぐ」必要があります。
もっと詳細にいうと、「日本に住みながら比較的健全なインフレが進んでいる国の通貨を稼ぐ」ことが必要です。
例として、日本と米国との関係を用いて解説します。
米国では、日本よりもインフレの進行によりモノの値段の上昇が著しいのですが、それと同時に賃金も上昇しています。
かんたんにいうと、米国ではモノの値段は上がっているけど、それにともなって労働者の賃金も増えてるという状況です。
日本vs米国の賃金
日本の賃金 << 米国の賃金
さらに円安の効果も掛け合わされるので、賃金が上昇していて通貨の価値も高い米国で稼いだ方が収入が増えやすいということです。
日本ではインフレが進んでいるものの、米国と比較するとモノの値段は低いため、相対的に生活費も低く抑えることができます。
つまり、日本に住んで出費を抑えながら収入の高い米国で稼ぐということが資産形成の効率がよい方法となります。
そして、出稼ぎをしに行かなくてもインターネット経由(リモート)で「日本に住みながらドルを稼ぐ」ということが実現可能です。
まとめ
外貨を稼ぐべき理由について解説しました。
「気づいたら経済的困窮に陥っているゆでガエル」にならないためにも、今日から行動していきましょう。
リモートでドルを稼ぐ方法については、別途記事で紹介しようと思います。