本記事では初心者投資家が気を付けておきたいポイントを紹介します。
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投資における失敗とは?
投資における失敗するとは、自分が保有している金融商品の価値が下がり損失を被ってしまうことです。
投資スタンスには一点集中型の投資家と分散型があります。
大まかな投資方法
一点集中型:特定の金融商品に的を絞り、資産割合の大半を少数の金融商品につぎこみ大きなリターンを狙う投資。
分散型:投資商品を幅広い銘柄数にして資産のリスクを減らす投資。
どちらも一長一短ですが
共通して言えるのは自分のリスクのとり方を誤ってしまうと自分がもっている資産を大きく減らします。
リスクのとり方を見誤るとどうなるかについて、一例としてアルケゴスの失敗例に見ていきます。
アルケゴスの失敗とは
トレーダーのビル・ホワン氏が運営するアルケゴス・キャピタル・マネジメントの保有株が暴落し、大手金融機関にまで損失の影響が及んだ事件です。
今回の事件ではアルケゴスが大きなレバレッジ(借金みたいなもの)をかけていたため、株価暴落によって数千億円規模に及ぶ損失が発生し、銀行への保証金(銀行が担保として要求するお金)の要求にも対応できず行き詰ってしまいました。
この事件を個人投資家にも当てはめるとこうなります。
このようにして資産を一気に減らすことが可能です。
投資が気を付けるべきポイント
その1:リスク許容度を見誤る
個人の資産を上回る資産をかけて投資をしてしまい資産を大きく減らすことができる方法です。
レバレッジをかけることでもちろん儲かる可能性もある一方で資産を減らす可能性もあります。
SNSで「〇〇億円到達!」「レバレッジで爆儲け!」とのつぶやきをみることが多いと思いますが、背景には多くの投資家が自分の資産を減らしている現実があることを忘れないでください。
表面の情報で踊らされてはダメです。
信用取引をする場合でも現物取引をする場合でも自分のリスク許容度を定期的に振りかえり投資しましょう。
その2:流行りの金融商品に飛びつく
最近では自動運転関連やAIなどに関連した金融商品を目にすることが多いです。
これらの金融商品は流行りものが多いため要検討が必要です。
流行りの金融商品は、過去何年かよりも一段と値上がっている状態かどうか継続的に持続して値上がりが見込めるか検討する必要があります。
流行っているからという短絡的な思考で投資すると資産を減らすことができるでしょう。
その3:感情に押し流される
結局投資をするうえで最大の敵は自分の欲望です。
含み損を抱えているとき⇒損失を避けたい心理から売りたくなる
含み益を抱えているとき⇒さらなる値上がりを期待して買いたくなる
高値掴み安値売りを繰り返し資産を減らすことが可能です。
企業の財務表とテクニカル分析を組み合わせて投資タイミングをつかむ必要があります。
その4:マイルールがない
自分のルールを決めずに投資を始めると利益確定や損切ができずタイミングを見誤ってしまいます。
自分が何を目的として投資をするのか考えてゴールの設定をしましょう。
資産の状況を振り返り、事前にどのくらいのリスクなら許容できるか慎重に考えておきましょう。
その5:他人に影響されやすい
友人やSNS上で「儲かった!」という言葉に影響されて自分の投資スタイルをころころ変えてしまい、自分の投資スタンスと異なった金融商品に手をだしてしまう場合です。
基本的にSNSでは成功のつぶやきに偏っています。
自分の資産状況を把握して、その目的に到達するために必要な資産を買う必要があります。
投資に失敗して気づくこと
ここまで投資の失敗方法を解説してきましたが結局のところ実際に経験してみないと自分の感情がどのように働くかわかりません。
実際に投資を始めてみて気づくことが多いため最初はスモールスタートで少額投資から始めることをおすすめします。
自分の感情の動き・投資の用語・テクニカル分析・ファンダメンタル分析を学びながら経験値を上げていくことが大切です。
まとめ:投資ライフをエンジョイしよう!
本記事では投資初心者が気を付けるべきポイントを解説しました。
投資初心者が気を付けるべきポイント
その1:リスク許容度を見誤る
その2:流行りの金融商品に飛びつく
その3:感情に押し流される
その4:マイルールがない
その5:他人に影響されやすい
実際に投資をしてみて学ぶことが多いため本記事はあくまで「こういう考え方もあるんだな」程度に留めておき投資ライフをエンジョイしてください!