現状の職場に不満はないけど転職について気になるというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
労働環境が恵まれている、いわゆる「ホワイト企業」にお勤めである場合、
「特に今困ってないし私は転職活動とは無縁!」
と考えているかたは多いと思います。
ちなみに筆者の牛係長もそのように考えておりました。
しかし、のちにその考えが誤っていたことに気づきました。
本記事では、いま職場に困っていなかったとしても転職活動しておくべき3つの理由をまとめました。
転職活動とは
転職活動とは、自分が希望する職種を選び、企業の求人に申し込んで面接・テストを通して内定を獲得し再就職するまでの活動のことです。
他の企業で経験したひとが他企業に移るので、一般的には中途採用またはキャリア採用という枠で応募します。
転職エージェントを介して企業の求人を紹介してもらうか、直接企業のHPから応募することができます。
20代社会人がつねに転職活動をしておくべき3つの理由
1.突然労働環境が悪化する可能性がある
会社の組織に属していれば、定期的に人事から組織異動の辞令がでます。
自分が組織を異動したり、上長が組織異動して新しい上長に変わることはざらにありますよね。
異動に伴って人間関係が変わると、上司と気が合わなかったり、異動先の職場が合わなかったりすることがあります。
人事も人間であり万能ではないため、五万といる社員ひとりひとりのケアをすることまではできません。
また、会社の経営状況の悪化、会社環境原因のストレスによる体調不良など、さまざまなリスクがあり、自分の生活の質が悪化してしまう可能性もあります。
そんなとき、転職活動をしていれば人生の選択肢を増やすことができます。
最悪なにかあっても転職すれば大丈夫というように考えることができるのです。
例として、実際に牛係長が転職活動を始めた際に作成したTODOリストを公開します。
面接前までのTODOリストになります。
転職面接までのTODOリスト
1.転職エージェント登録
2.エージェントと転職活動の軸・スケジュールについて話し合い計画をたてる
3.転職活動用の写真撮影
4.職務履歴書・経歴書を作成する
5.希望企業調査・応募する
現職での勤務をしながら転職活動となると、思ったより長期化してしまいます。
また、企業ごとに提出する書類の作成を求められることが多いため、各応募企業ごとに書類作成をする時間が必要になります。
面談する前まででもかなり時間を要するため、転職活動が長期化することも想定して早めに準備しておく必要があります。
2.今より労働条件のよい職場がたくさんある
今働いている環境よりも好条件な職場がたくさんあります。
収入やワークライフバランス、キャリアなどひとによって求める価値観はさまざまだと思います。
一度入社してしまうと社内で給料を上げる方法を考えるというふうに視野が狭くなりがちですが、社外で給料を上げる方法も検討することができると気づきます。
また、有給日数に関しても企業によってまちまちなので、他企業では自分の会社に比べてたくさん有給を支給されている場合もあります。
しかしながら、転職市場ではタイミングよく労働条件のよい求人があるとは限りません。
条件のいい求人がたくさんあるときもあれば、まったく見つからないなんてこともあります。
つまり、常に転職市場を観察しておき優良求人があれば応募するといったふうに、チャンスを捕まえる準備をしておく必要があるのです。
注意しておきたいのは、転職で給料をアップさせるためにはある程度のコツが必要になります。
年収アップを狙った転職方法については、下記の記事で詳細に書いていますのでご紹介しておきます。
>>転職での年収アップはどれくらい?IT業界での転職経験をもとに給与交渉について解説!
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3.自分のキャリアを選択できる
転職では、ポジションがかなり特定されています。
これは新卒での就職活動と大きな違いです。
募集要項に配属先となる部署の情報が記載されていたり、面談時に説明をしてもらえたりします。
もし転職した場合に自分のポジションが明確になるので、今後のキャリアをたてるうえで転職活動は有効な手段になります。
転職活動の方法
1.転職エージェントを利用する
転職エージェントは、より短時間に転職活動を成功させたいひとにおすすめです。
時間がない社会人にとって、いちから転職活動の作業をするのは正直かなりきついです。
転職サイトであれば、自分の希望にマッチする企業の情報を探してお知らせしてくれます。
また、転職サイトによって掲載されている企業が異なるため、複数に登録することをおすすめします。
各転職エージェントには数々の転職者を輩出してきた実績とノウハウがあります。
転職エージェントを利用することで、転職ノウハウを教えてもらい対策できる大きなメリットがあります。
転職エージェントには特にお金を払わずにサービスを受けられるため、ひとまず登録しておくことをおすすめします。
2.自分ひとりでエントリーする
特定の企業には、転職サイトに掲載がなく企業HPから直接応募しないといけない場合もあります。
転職エージェントに登録することが煩わしく、個人的に求人に応募したいかたはひとりで活動するのもアリです。
ひとりで活動する場合は、自分で応募希望の企業ホームページから申し込みましょう。
ある程度入社希望の会社が特定されている場合や、希望会社とのコネがある場合は自分ひとりで転職活動をしてもよいかもしれません。
書類選考を通過したらやること
1.リモート面談の練習をする
コロナ前に就職したひとは、リモート形式の面談になれておく必要があります。
リモート面談時の注意事項については
リモート面談で気を付けるべき4つのポイント【失敗しないための転職活動】
で紹介していますのでご参考ください。
2.各企業で想定質問への対策をする
想定質問を用意し、面接で聞かれた場合すぐに答えられるようにしておきましょう。
転職では新卒の面談とは異なった視点で質問されます。
過去どんな質問をされたかについては、エージェントや社員のコネを使って情報収集しましょう。
ここでは一例として、牛係長が実際に聞かれた質問をご紹介します。
質問内容(牛係長体験)
・自己紹介をしてください
・なぜ転職活動をしているのですか。
・どんな軸で転職されていますか。
・なぜ自社を志望されているのですか。
・あなたの〇〇のキャリアについて詳しく教えてください。
・資格をたくさん取っているようですが、どのような意図で資格を取得しているのですか。
・希望年収はいくらですか。
3.必要であればWebテストのおさらいをしておく
盲点なのがWebテストです。
大手企業の一部ではWebテストを選考で採用しています。
新卒採用ほど重要度は高くないといわれていますが、不安なひとは簡単に復習しておきましょう。
まとめ
現在サラリーマンとして活動されているかたもつねに転職活動をすべき理由について解説しました。
ポイント
1.突然労働環境が悪化する可能性がある
2.今より労働条件のよい職場がたくさんある
3.自分のキャリアを選択できる
少しずつ転職活動をしてみると、よりよい人生を送れるヒントが得られるかもしれません。